葬儀(葬式)は、故人(死者)を弔うために行われる儀式ないし祭儀をいいます。故人のために行われるだけではなくて、遺族が行うものとしてもいわれており、死に対して、人々が広く受け入れることを認めるための儀式としても知られているようです。
葬式では、大抵の国が火葬を行って死者との告別を行っています。ただ、一部の宗教圏では、土葬を行っていることがあるので、例外が在ることは理解しておくべきでしょう。日本では、葬式は御通夜と告別式を行います。
御遺体は先ず、遺族の自宅で安置することになります。その際、灯明等は絶やしてはいけないそうで、これは魔除けを意味しています。やはり、葬式は神聖な儀式となっています。なお、葬式の費用は、火葬をする場合は20万円程度掛かります(葬式会社に依頼をした場合)。
ただ、火葬だけを行えば、費用負担は少なくて済むことがあります。 御通夜となると、葬式の運営会社が御遺体を斎場に輸送することになります。御通夜では、斎場で告別式迄の間、灯明することになります。因みに、浄土宗(法然聖人が始祖で、総本山は知恩山)の葬式の流儀としては、焼香は3回行います。
法然聖人は、葬式を「死者はまた、生に巡り合うので、亡くなった人がまた新たに生まれる事を願う儀式」と定義しています。これが、法然流の葬式の流儀となっており、仏教においては知っておくべき知識となっています。この宗派では、主尊は阿弥陀如来としており、阿弥陀経がよく読まれるお経となっています。